単語帳の使い方、あるいは効率の良い単語の暗記法がわからないという受験生含める高校生は多いのではないでしょうか?
僕も最初は英単語を覚えるのが苦手で苦労していましたが最終的には入試に差し支えない程度まで暗記できました。
では、簡潔に単語帳の使い方、単語の暗記法についてお答えすると、
効率(スピード)を意識してひたすら反復
意識して覚えるのは和訳だけでいい
この記事では僕がこのようにお答えするわけを図を示しながらご説明していきます。
効率(スピード)を意識してひたすら反復
まずなぜ反復が重要なのかという点について前提として知ってほしいことがあります。それは
人の脳は繰り返す情報を重要だと考えて覚えようとし、逆にあまり使わない情報は忘れようとすることです。
そのため脳のつくりを活かし、1日50単語、100単語、もしくは30分などと決めてひたすら反復して脳に覚えこませましょう。
今回の記事では単語帳の例として旺文社さんの英単語ターゲット1900を挙げさせていただき、お話していきます。
ターゲットシリーズはシンプルさが持ち味で効率よく単語を反復するのに最適です。
使い方は2つ。一番左にある英単語の部分を山折りして全て隠すか、和訳の部分を赤シートで隠す。
山折りの場合はこのように英単語が上に来て見えるように使います。
僕のおすすめは初めからこのように山折りにしているとまだ覚えられていないため、すべての単語で和訳を確認するためにめくらなければならなくなって大変なので、
ある程度覚えるまでは赤シートで隠して、慣れてきたら、山折りにして使う方法です。
さらにどちらにせよ意識することは1単語に時間をかけすぎないこと、ある程度の単語を覚えてきたら英単語の下の四角い空欄を利用して覚えていないものに✓、もしくは空白に正の字を書くこと。
覚えている単語を何回もやっているのは効率がいいとはいえませんよね。
ただ、全く覚えていない状態で先のページの単語にいってしまっても一向に覚えることはできないのでそのページの単語がすべて和訳出来たら次のページの単語へと進みましょう。
右側の英文、和文は使っても使わなくてもどちらでもいいと思いますが、僕はひたすら回転をよくしていたので使っていませんでした。
また、この見出し最後になりますが、各英単語の最後の単元にある難しい単語についてです。
ターゲットでいうところのセクション3にあたりますがここに関しては志望校のレベルに応じてはやらなくてもいいですし、まずはセクション2(他の英単語帳でも最後の単元の前)までを完璧にする方が先決です。
受験戦略的なところで言うと、周りの受験生があまり覚えておらず、自分は覚えていて得点するものと反対に周りの受験生がほとんど覚えているのに自分が覚えておらず失点するものでは後者の方が大きいからです。
それに難しい単語が出る数よりもその手前のレベルの単語が出る数の方が圧倒的に多いです。
他の単語をほぼ暗記できてから難しい単語の単元を暗記するのがおすすめです。
意識して覚えるのは和訳だけでいい
この理由は大きく3つです。
1つめは多くの大学、とりわけ私立大学ではマークシート問題が基本なため直接的に日本語から英語を聞く問題があまりないことです。
主に長文で英単語の意味が分からなすぎるとどうしようもないので、それを防ぐために和訳を覚えます。
2つめは意識して英訳を覚えようとしなくとも、和訳をひたすら1年覚えていたら自然と英訳もある程度出てくるからです。
それはそうですよね。英単語=和訳の作業を反復してれば、その数だけ英単語を見ていて和訳を思い浮かべているので脳が覚えていきます。
3つめは英訳を必要とする問題が出題されたとしてもあまりにも難しい単語を必要とすることはないことです。
前見出しの最後でいったターゲットでいうセクション2までのレベルの単語がそういった問題では問われることが多いということです。ほとんどの人が解けない問題を出してもということです。そういった問題を好んで出題する大学もあると思いますが笑
今回、お話に使わせていただいたターゲット1900はこちら。
シンプルかつコンパクトなサイズで非常におすすめな定番の単語帳です、ぜひ受験生含む高校生の皆さんは持っておきましょう!
まとめ
今回の記事では効率(スピード)を意識してひたすら反復するわけと、意識して覚えるのは和訳だけでいいわけをお話しし、その中で単語帳の使い方と英単語の暗記法をお伝えしました。
こちらの記事では単語帳を含むおすすめ英語参考書をすべてまとめて紹介しているのでぜひ参考に!
追記
独学で乗り越えられるとはいったものの、やはり一人で学び続けることの精神的負担や嚙み切れない内容の問題はでてくるかもしれません。
大学受験自体のシステムや知識の不足もあると思います。
そんな方には必要に応じて家庭教師としてお手伝いさせていただくことも可能です。(担当教科はおよび対応レベルは下記著者プロフィールをご参考ください。)
現在は中学生の家庭教師を担当しており、塾での高校生の指導も経験済みです。
もし、気になる方がいましたらお問い合わせよりお気軽にこちらについての質問、申し込みなどお寄せ下さい!
著者の受験プロフィール
受験教科
英語、国語(現代文、古文)、世界史B
合格実績
在学中H大学法学部法律学科合格(T日程およびA日程)
学習院大学法学部法学科合格(コア試験)
成蹊大学法学部法律学科(A方式合格)
成城大学法学部法律学科澤柳奨学金特待生合格(A方式)
東洋大学法学部第一部法律学科合格(一般前期3教科国語重視)
専修大学法学部法律学科合格(全学部統一入学試験)